東日本大震災から6年・・・。
毎年この時期になると報道が増え、思い出す人も多いでしょう。
震災以降、日本各地で地震や豪雨災害など、たくさんの自然災害がありました。
東日本大震災のことは、もはや忘れ去れつつある・・・。
そんな中、『被災地のことを忘れない』『被災地に笑顔を届けよう』と継続して活動に取り組んでいる中学校があります。
周南市立須々万中学校です。
2017年3月3日、今年度の『ひまわりプロジェクト』を振り返る集会がありました。
この3月に卒業する3年生は、1年生の時から3年間、ずっとこの活動に携わってきました。
道徳の時間では、被災地について学び、また防災についても学び、自分たちの命を守る方法、そして自分たちには何ができるのかを考え、学んできました。
気仙沼で育てられたひまわりの種を、中学校で育て、900本ちかいひまわりが花を咲かせました。
その花いっぱいの花壇は、市内花壇コンクールにおいて奨励賞を受賞しました。
被災地の人たちに笑顔を届けようと、絵手紙の描き方を習い、そして被災地の人達へ向けて、心を込めて絵手紙を作成しました。
その絵手紙をまとめて、カレンダーを作成しました。
笑顔の写真と共に、被災地へお届けしました。
咲いたひまわりから採った種を袋詰めして、地域の方々にお配りしました。
郵便局や公民館、支所など。
こうして、ひまわりの輪は広がりつつあります。
昨年4月におこった熊本地震の支援活動にあたった自衛隊の方のお話も聞きました。
須々万中学校の校内には、震災について、防災について、ボランティア活動について、様々な展示物があります。
このようにして、須々万中学校では気仙沼のひまわりを育てることを通して様々なことを学び、そしてそれを輪を広げながら継続してきました。
活動をすることはできても、それを『継続する』というのはとても難しいことです。
彼らの活動から学ぶこと、得ること、気づかされることも多いと改めて感じました。
きっと将来は、何かあった時には、まず自らの命を守り、
そして率先して行動をとれる、そんな頼もしい大人になってくれることでしょう。
そして、人のことを想いやれる、優しい人になってくれることでしょう。
須々万中学校のみなさん、気仙沼のひまわりを大切に大切に育ててくれて、そしてそのひまわりを通してたくさんの人を笑顔にしてくれて、本当にありがとうございます。
皆さんの笑顔、本当にひまわりのように素敵でした。
ご指導いただきました先生方、ありがとうございました。
また今年もたくさんのひまわりが花を咲かせるのを楽しみにしております。
shibata
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